自賠責保険のメリット

自賠責保険というのは、自動車による交通事故の被害者を救済するため、国が主導して整備された自動車保険であり、それぞれのドライバーが自動車の使用状況や目的などにあわせて選ぶことができる任意保険とは異なり、すべてのドライバーに強制的に加入が義務付けられたものとなっています。このような強制保険では自由度が少なく問題であるようにも見られがちですが、実際にはこの保険ならではのさまざまなメリットがあります。
第1に、保険料が格安であるということです。この保険は利潤を上げることが目的ではありませんので、事故の発生状況や積み立てられた保険料収入の運用状況などを勘案して、国が妥当な水準の保険料を設定しています。そのため、わずか数万円程度で対人賠償のための補償が受けられるようになっています。
第2として、保険金が減額されるおそれがきわめて少ないということです。任意保険であれば、過失相殺とよばれる考え方にもとづいて、事故の当事者双方の過失がどの程度認められるかによって保険金が減額されてしまうことがありますが、この保険であればよほどの重過失でない限りは減額がありません。
第3として、被害者が必要な補償の前払いを受けられるということがあります。任意保険の場合、事故の被害が金額として確定してから保険金が支払われるというのが原則ですが、この保険では仮渡金という制度があるため、事故による緊急の出費にも対応ができます。

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